防衛事務官から民間企業へ|50代転職の現実・失敗・成功体験を公開

50代公務員が転職でブラック企業を避ける方法|実際に見抜けた危険サイン(前編)

50代公務員が転職でブラック企業を避ける方法|実際に見抜けた危険サイン(前編)

50代で転職活動をしていると、求人票を見るだけでも「なんとなく危ない」と感じる会社がありました
もちろん、求人票だけで会社のすべてはわかりません
しかし、ブラック企業ほど“よく見せよう”とする傾向が強いのも事実です

特に50代公務員の転職では、「早く決めたい」という焦りから条件面だけで判断してしまい、入社後に後悔するケースも少なくありません
ここでは、私自身の転職活動で感じた「求人票で注意したいポイント」を紹介します
今回は長くなりそうなので、前後編にわけて掲載していきます

給与幅が極端に広い求人は注意

ブラック企業の求人でまず気になったのが、給与レンジの広さです
これはネットなどでのよく言われるブラック求人の特徴でもあります

例えば、

  • 月給20万円〜50万円
  • 月給18万円〜45万円

のように、異常に幅が広い求人があるとします

もちろん、成果によって差が出る仕事もあります
実際、私が面接を受けた会社では、管理職に適した人材であれば上限出しますという話を受けました

しかし、他方では、

  • 「最低ラインの給与しか出ない」
  • 「高い金額はごく一部の人だけ」
  • 「残業代込みで上限を書いている」

というケースもあります

特に50代転職では、「年齢的に高く評価されるかも」と期待しやすいですが、実際は最低条件スタートになることも珍しくありません

給与が高いことよりも、

  • 基本給はいくらか
  • 固定残業代は含まれるか
  • 昇給制度はあるか

を冷静に確認することが重要です
この3つは私自身一番気にした項目で、次は実際に私が気にしたポイントや理由をお伝えいたします

基本給について私が気にした点

私が基本給について気にしたのは、「基本給に固定残業代(みなし残業代)がどれくらい含まれているか」です
なぜ、そこを気にしたのかというと下記のことがあるからです

  • みなし残業が含まれていることにより実質の基本給が少なくなる
  • 実質の基本給は少ないともらえる賞与が少なくなる
  • 固定残業代がある=毎日それだけの残業が必要な業務量があって定時に帰れない可能性がある

例をあげると、「基本給30万円、固定残業代30時間を含む」という内容が事務職の求人票で書かれていたとします

ここで単純に求人票の基本給だけに目をやると、事務職で初任給月30万円ならいい求人じゃないかと思われるかもしれません
事務職の基本給は、大企業でなければだいたいよくて20万円前後、場合によっては20万円を下回る金額からのスタートが多いと思いますので

しかし、その基本給には大きな落とし穴があります
実際の基本給は30万円ではないからです
これを実際に計算すると、基本給は243,243円、固定残業代が56,757円になります

つまり実質の基本給は30万円ではなく、約24万円になるというわけです
さらに賞与の計算も求人票で書かれている”30万円”で算定されるのではなく、”24万円”のほうで算定されるため、求人票で書かれている基本給で考えていると、想像していた金額より少ないって思うパターンになります

そのため、固定残業代(みなし残業代)のある求人の場合、実際の基本給が表示されている金額より低いことに注意する必要があります

固定残業代(みなし残業代)について私が気にした点

固定残業代(みなし残業代)がある会社が必ずブラック企業かというと、そういうわけではありません
とはいえ、ブラック企業の可能性は否定できないケースもあるため、やはり注意が必要です

一番理想なのは、固定残業代(みなし残業代)がない会社を選ぶのが安牌なのですが、私みたいな50代の公務員の場合、その条件にこだわって職を探すのは困難なのが現状です
そのため、再就職の可能性を広げるためには、そういう固定残業代(みなし残業代)からも探さないといけないという状況になります

私の場合、固定残業代(みなし残業代)については、以下のことに注意しました

  • 固定残業代(みなし残業代)が20時間以下の会社を選ぶこと
  • 実際の勤務で、固定残業代(みなし残業代)を超えた場合、その分の残業代が支給されるか

まず固定残業代(みなし残業代)が20時間以下を選ぶ理由は、自分が考えているワークライフバランスからです
仮に完全週休2日制の会社の場合、勤務日数がだいたい20日から22日ぐらいになります
求人票どおり残業20時間が発生した場合、平均すると毎日1時間程度の残業になりますので、これぐらいなら許容範囲だと個人的に思って、線引きしました

ただし、求人票で書かれている残業時間はあくなで目安のため、それ以上の残業が発生することも予期されます
その場合、追加で支給されるかが重要です

だいたい求人票では支給する旨を書いているところが大半ですが、中には「うちの会社は固定残業代(みなし残業代)以上の残業代は支給しません」というケースもあります

私が実際に応募したとある会社の面接で、そのようなはなしがでましたので、その会社につきましては内定をいただきましたが、辞退した経緯がありました
そこは固定残業代(みなし残業代)が20時間で、その時間内に終わらせるスタンスとのことでしたが、そうじゃないケースもあるのではないか、そうなったらサービス残業になるのではないかという考えに至ったのが辞退した理由です

また、固定残業代(みなし残業代)が40時間以上の場合は、平均して毎日2時間以上の残業が発生する可能性がありますので、個人差はあると思いますが、私と同じようにワークライフバランスを重視されているのなら、避けたほうが無難かと思います

実際、どれくらいの残業があるのかは入社してみないとわからないため、運の要素はありますが、あらかじめ実際に発生しても受け入れることができる時間をご自身で決めておくのが肝心です
そうすることによって、入社時とのギャップを防ぎ、早期退職を回避することができます

昇給制度について私が気にした点

基本給ももちろん大事ですが、それと同じぐらいに気にしたいのが昇給制度です
これは私が50代公務員からの転職で、年収が下がることを想定していたため、50代でも昇給がある会社を選びました

今でこそ撤廃されていますが、以前の公務員は55歳で昇給が頭打ちになっていました
しかし、停止自体はなくなっても、私のような中途半端な係長職を長年続け、出世コースから外れているとほぼないに等しいです

それもあって転職しやすい環境になっていますが、それでも年収は下がるため、少しでも取り返す意味でも昇給制度の有無は重要です
いくら初任給が高くても、いきなり頭打ちではやる気も失せてしまいます

この点は会社によってまちまちですが、50代以降も昇給のあるところは存在します
そのことについては面接時に確認するとわかりますので、是非確認してください


初任給ももちろん大事ですが、まだ残りある第2の人生において年収を少しでも上げることができる環境に置くことが少しでも長く勤務を続ける上で大事なことだと考えます

まとめ

今回のまとめは以下のとおりです

  • 基本給に固定残業代(みなし残業代)が含まれている場合はその金額を除外したらいくらになるのかを見極める
  • ワークライフバランスを考えるのなら、固定残業代(みなし残業代)は20時間以内に抑えたほうがいい
  • 50代でも昇給のある会社を選ぶほうがい長続きする

単純に基本給だけに目がいきがちですが、そこに固定残業代(みなし残業代)が含まれる場合、想像とのズレが生じる可能性があります
また、固定残業代(みなし残業代)があるということは、実際に同じくらいもしくはそれ以上の残業が発生する可能性があると考えていいです

他にも注意するもありますが、個人的に重要視したのは今回の点です
次の記事では、その他にブラック回避で実際が私が気にした点をご紹介します


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