防衛事務官から民間企業へ|50代転職の現実・失敗・成功体験を公開

50代公務員の転職で「年収」はどう変わった?退職前に知っておきたい現実

50代公務員の転職で「年収」はどう変わった?退職前に知っておきたい現実

50代で公務員から民間企業へ転職するとき、気になることの一つが「年収がどのくらい変わるのか」という問題ではないでしょうか
公務員として長年勤務していると、毎月の給与だけでなく、賞与や昇給、福利厚生なども含めて、ある程度安定した収入を得ることができます

一方、50代で民間企業へ転職する場合、これまでの公務員としての経験がそのまま評価されるとは限りません
私自身、約33年間国家公務員として勤務した後、50代で民間企業への転職を経験しました
その結果、最初に勤務した会社にそのまま勤務し続けた場合の見込み年収は400万円台でした

公務員時代と比較すると、年収はだいたい3割ほど低くなる見込みでした
特に大きな差を感じたのが「ボーナス」です

この記事では、50代で公務員から民間企業へ転職した私の実体験をもとに、年収がどのように変わったのか、なぜ年収が下がりやすいのか、そして転職先を選ぶ際に私が重視したポイントについて解説します
これから50代で公務員を退職して民間企業への転職を考えている方は、ぜひ退職前に読んでおいてください

50代公務員から民間企業へ転職すると年収は下がる?

結論から言うと、50代で公務員から民間企業へ転職する場合、年収が下がる可能性は十分に考えておいたほうがいいと思います

もちろん、転職先の業種や職種、これまでの経験、役職、資格などによって大きく変わります
公務員として管理職経験があり、その経験を高く評価してくれる企業に転職できれば、年収を維持できるケースもあるでしょう

しかし、私の場合はそうではありませんでした
約33年間の公務員経験があっても、民間企業では「民間企業での実務経験がない」という部分が大きな壁になりました

特に経理職への転職では、簿記の資格や公務員時代の会計・給与・予算などの経験が一定程度評価されたものの、民間企業の経理経験がないことがネックになりました

そのため、50代で公務員から民間企業へ転職する場合は、「これまでの年収をそのまま維持できる」と考えないことが大切だと思います

私の場合、年収は約3割低くなる見込みでした

私が最初に転職した会社にそのまま勤務し続けた場合、見込みの年収は400万円台でした
これは公務員時代と比較すると、だいたい3割ほど低くなる計算でした
もちろん、これは私の場合の話です

50代公務員の転職だからといって、必ず3割下がるわけではありません
転職先によっては公務員時代と同程度、あるいはそれ以上の年収になる可能性もあります

ただ、私自身が転職活動を経験して感じたのは、「50代で未経験分野へ転職すると、年収が下がることは珍しくない」ということです
これを退職してから知るのではなく、できれば転職活動を始める前に理解しておいたほうがいいでしょう

特に大きかったのが「ボーナス」の差

年収の差を実感したのは、毎月の給与だけではありません
特に大きかったのがボーナス、つまり賞与の差です

公務員の場合、毎月の給与に加えて、期末・勤勉手当などの賞与があります
長年公務員として勤務していると、賞与があることを前提に生活設計をしている人も多いでしょう

しかし、民間企業では賞与の支給額や支給回数、業績による変動などが会社によって大きく異なります
求人票を見るときも、単純に「月給○万円」と書かれている部分だけを見るのではなく

  • 賞与は年間何か月分なのか
  • 前年度の賞与実績はどうなのか
  • 賞与は固定なのか業績連動なのか
  • 昇給制度があるのか
  • 昇給実績はどうなのか

といった部分まで確認することが重要です
特に50代の場合、残りの勤務年数を考えると、毎年の昇給や賞与の違いが最終的な収入に大きく影響します

ただし、賞与が公務員なみに出る企業は、中小企業だとほぼないものと思ってもらったほうがいいです
そうなると、なかなか条件に合う企業とは巡り合えません
私個人が実際に転職活動して、だいたい年に2か月分前後が多い印象を受けました

そのため、賞与は公務員時代よりも格段に下がることを前提に今後のライフプランを考えておく必要があります

50代でも昇給する会社はある

「50代で転職したら、もう昇給は期待できないのでは?」

そう考える人もいるかもしれません
実際、公務員も今でこそ変わりましたが、55歳で昇給が止まりました
しかし、私が入社した会社では、50代でも昇給がありました
これは転職先を選ぶうえで、私が重視したポイントの一つでした

50代からの転職では、どうしても「最初の年収はいくらか」というところに目が行きます

しかし、私はそれだけではなく、「入社した後に仕事で結果を出したら、給与を上げてもらえる会社なのか」という点も重要だと考えました
50代であっても、定年まで数年間働くことになります
仮に毎年少しずつでも昇給する会社であれば、数年間積み重なることで収入には差が出てきます
そのため、転職先を探すときには「50代だから昇給はない」と最初から諦める必要はありません

応募した会社の中には「昇給なし」の会社もあった

一方で、私が転職活動をしている中には、昇給がない会社もありました
同じ50代の転職でも、会社によって給与制度はかなり違います

求人票には、

  • 昇給あり
  • 昇給年1回
  • 昇給なし
  • 業績による
  • 個人の評価による

など、さまざまな条件があります

50代の場合、「どうせ数年しか働かないから昇給は関係ない」と考える人もいるかもしれません
しかし、私はむしろ残りの勤務期間が限られているからこそ、入社後の給与の伸びしろを確認することが大切だと考えています
たとえ初年度の年収が多少低くても、仕事の成果や評価によって昇給できる会社なら、将来的に収入が増える可能性があります

未経験で転職するなら「最初の年収が低い」ことを知っておく

50代で公務員から民間企業へ転職する場合、特に注意したいのが「未経験」という問題です

私は公務員時代に会計や給与、総務、調達などの業務を経験していました
それでも、民間企業の経理職としては未経験に近い扱いになるケースがありました

これは転職活動をしてみて、かなり強く感じた部分です
そのため、50代で公務員から民間企業へ転職する場合は、「公務員として長年働いてきたから、転職しても同じくらいの年収がもらえる」と考えないほうがいいでしょう

特に、民間企業では未経験となる職種に転職する場合、最初の年収が低くなる可能性があります
この現実をあらかじめ知っておくだけでも、転職後の生活とのギャップを小さくできます

大切なのは「入社後に結果を出せば昇給できる会社」を選ぶこと

私が転職活動を通じて重要だと感じたのは、初年度の年収だけで転職先を決めないことです

もちろん、住宅ローンや子どもの教育費、生活費などがある場合、最低限必要な年収を確保することは大切です
しかし、その条件をクリアできるのであれば、「入社後に仕事を覚えて成果を出せば、昇給できる会社なのか?」という視点を持つことをおすすめします

例えば、

  • 昇給制度がある
  • 人事評価制度がある
  • 年齢に関係なく評価される
  • 資格取得やスキルアップが評価される
  • 管理職や役職への登用制度がある

といった会社であれば、50代からでも収入アップを目指せる可能性があります

50代の転職では、「今いくらもらえるか」だけではなく、「入社後にどこまで上げられるか」を見ることが重要だと思います

年収が足りない場合は「副業可能な会社」も選択肢

転職によって年収が下がる場合、もう一つ考えておきたいのが副業です
公務員の場合、副業は原則禁止ですが、民間の場合は会社にもよりますが、副業も基本的に可能になります

もちろん、副業をするかどうかは本人の考え方や生活状況によります
また、会社によって副業の可否やルールが異なるため、就業規則などを確認する必要があります

ただ、転職後の年収だけでは生活費に少し足りない場合、「副業が可能な会社を選ぶ」という考え方もあります
例えば、本業の給与を安定して確保しながら、休日などを利用して資格やこれまでの経験を活かした仕事をするという方法です

50代からの転職では、必ずしも「本業の年収だけですべてを解決する」という考え方にこだわる必要はないと思います
ただし、副業を前提に転職先を決める場合は、会社の副業規定や労働時間とのバランスなどを事前に確認しておくことが大切です

50代公務員が転職前に確認したい「年収」のポイント

50代で公務員から民間企業へ転職する場合、求人票に書かれている給与だけを見て転職先を決めるのはおすすめできません
特に公務員から民間企業へ移ると、給与体系や賞与、昇給制度などが大きく変わることがあります

また、50代からの転職では、入社時の年収だけでなく、定年までにどの程度収入を増やせるのかという視点も重要です
私自身も転職活動を経験して、会社によって昇給の有無や給与の考え方がかなり違うことを実感しました
そこで、50代公務員が転職先を選ぶ際に、求人票や面接などで確認しておきたい年収に関するポイントを紹介します

① 想定年収

まず確認したいのが、実際に年間いくらくらいになるのかです
月給だけで判断せず、賞与を含めた想定年収で比較しましょう

② 賞与

ボーナスは年収を大きく左右します
「賞与あり」というだけではなく、過去の支給実績や何か月分なのかも確認しておきたいところです

③ 昇給制度

50代だからといって、昇給を最初から諦める必要はありません
「昇給あり」なのか「昇給なし」なのかは、必ず確認しておきましょう

④ 昇給の条件

さらに重要なのが、「どのような場合に昇給するのか」です
年齢だけで決まるのか、評価や業績によって決まるのかによって、将来の収入は変わってきます

⑤ 定年と再雇用後の給与

50代から転職する場合、定年までの期間だけでなく、再雇用後の条件も確認しておくと安心です
60歳や65歳以降に給与がどの程度変わるのかについても、可能な範囲で確認しておきましょう

⑥ 副業の可否

もし転職後の収入を副業で補うことを考えているなら、副業が可能なのかも確認しておきましょう
ただし、本業が忙しい過ぎると副業にまで手が回らなくなりますので、場合によっては社会保険加入ありのパートタイムや短時間勤務の仕事を選ぶこともありだと思います

まとめ|50代公務員の転職は「年収が下がる現実」を知っておくことが大切

50代で公務員から民間企業へ転職すると、年収が下がる可能性があります
私の場合、最初に勤務した会社にそのまま勤務した場合の見込み年収は400万円台で、公務員時代と比較するとだいたい3割ほど低くなる見込みでした
特に大きな差を感じたのがボーナスです

一方で、私が入社した会社では50代でも昇給がありました
転職活動をしている中では昇給がない会社もあったため、私は転職先を選ぶ際に、「入社後に仕事で結果を出せば昇給できる会社かどうか」という点も重視しました

50代で公務員から民間企業へ転職する場合、未経験であれば最初から高い年収を期待するのは難しいケースがあります

だからこそ、「転職したら年収が下がるかもしれない」という現実を退職前に知っておくことが大切です

そして、単純に初年度の年収だけを見るのではなく、

  • 昇給制度があるか
  • 評価によって昇給できるか
  • 賞与はどの程度あるか
  • 定年後の給与はどうなるか
  • 副業は可能なのか

といった点まで確認して、自分に合った会社を選ぶことをおすすめします

私自身、50代で公務員から民間企業への転職を経験して、「年収を維持すること」だけが転職先選びの基準ではないと感じました
最初の年収が多少下がったとしても、そこで経験を積み、結果を出すことで給与を上げられる会社であれば、転職後の働き方にも希望を持つことができます

50代で公務員を辞めて民間企業へ転職しようと考えている方は、ぜひ「転職直後の年収」だけではなく、「入社後にどのくらい収入を伸ばせるのか」まで考えて転職先を選んでみてください

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