50代での転職活動は、想像以上に厳しいものです
とはいえ、ビギナーズラックという感じのこともあったりします
あれは確か5月下旬ごろだったでしょうか
なんとなくindeed経由で応募した事務職の会社から面接日程の連絡が来ました
応募してすぐ電話がきたため、驚きながらもかなり嬉しかったです
よく50代からの転職は厳しいと言われるけど、意外といけるのでは?
そんな感覚を持った記憶があります
しかし、このとき嬉しさが先行していて、私は大きなミスをしていることに気づきませんでした
今回はそのときの体験談とそれで得た教訓と反省点をご紹介していきます
面接当日|現地で感じた最初の違和感
面接当日、私はどんなところだろうかなあって、期待と不安を半分半分もちながら、車を走らせました
しかし、ここであるアクシデントが…
あれっ、面接する会社が見つからないんですけど?
Googleマップ頼りで向かったのですが、そこにあったのは応募した会社とは別の名前の看板が複数掲げられている建物でした
そのため、車で通り過ぎてしまい、空いているスペースでいったん停車
電話で確認すると、やはりその建物が面接する会社だとのこと
結果、ふたたび戻って敷地内にある小さな駐車スペースに車を停めて、入り口のドアを開けて声をかけました
ここからなんとなく嫌な予感がしてきました
面接前から感じた不安
出迎えてくれたのは30代くらいの女性でした
その日は仕事自体が休みということで、その女性しかいませんでした
中に案内され、待っている間に周囲を見て真っ先に思ったことがありました
結構整理整頓されていないな…
室内の棚には倒れたままのファイル、事務員のデスクとぼしく場所には書類が無造作に散乱しています
うーん、この中で仕事をするのはちょっと嫌だな…
などと思っているところで、近くの大きめのテーブルに案内され、その女性と向かい合って座りました
面接が始まる前に、勤務できる曜日や時間帯などを記入する紙を渡され、私はその場で記入しました
この時点でも、「何かが普通と違う」という感覚が少しずつ強くなっていきました
面接が始まり、まず気になっていたことを率直に聞きました
「ここはどんな会社なんでしょうか?」
すると、建物にあった複数の会社名はそれぞれ別事業であり、求人票に掲載されていた会社は、それらをまとめる“統括会社”のような位置づけであることが分かりました
さらに話を聞くと、
- 社長がほぼ一人で複数の事業を回している
- 経理などの事務をしているのは現在、その女性とパートの女性ひとりの計2名
- 経理担当者が業務を投げ出して退職している
- 引継ぎもなかったため、経理がまったく回っていない状態
- そのため、経理ができる人間を早急に雇うため求人を出している
という実情が明らかになります
おいおい、マジですか
そんな経理がずっと滞っているって、それありなんですか?
経理が正常に機能しないまま、放置されているけど経営が続いているのってまずいんじゃないの?
このあたりで、はっきりと「この会社は危ないかもしれない」と感じるようになりました
「ここは落ちてもいい」と思った瞬間
話を聞けば聞くほど、これは絶対にヤバい会社だと感じずにはいられませんでした
ここは落ちてもいいな
というか、むしろ落ちたほうがいい
うん、それでいい
面接の途中で「事務以外に始めたばかりのタクシー業務とか既存の飲食店の業務もお願いする可能性がある」と言われた際も、私は「事務職として働きたい」とはっきり伝えました
いやいや、私、ここまで事務の世界で生きて、事務でやっていこうとしているのに、他のことまでしないですよ
というか、タクシー会社や飲食店にまでいかされるって、どうみても何でも屋扱いになりますよね
もういいやってなった瞬間、初面接でも逆に緊張することなく気が楽になりました
そして、面接の最後にこんな出来事がありました
面接を担当していた女性から、こう言われます
「社長にどんな人か分かるように、写真を撮らせてもらえますか?」
違和感はありましたが、私はその場の流れで了承しました
すると、取り出したのは会社の機材ではなく、個人のスマートフォンでした
いかにも若い女性のスマホらしくデコっているので、間違いありません
この瞬間、「ここは絶対に入ってはいけない会社だ」と確信しました
面接結果とそのときの気持ちとこの経験から学んだこと
後日、不採用のメールが届きました
ですが、驚くほど気落ちはしませんでした
単に、やっぱりそうなっちゃいますよねえ、ってなっただけです
当然、落ち込むこともありませんでした
今回の経験で強く感じたことがあります
それは、50代ですんなりいける会社には何か裏がある可能性もあるということです
50代の転職活動では、どうしても「内定が欲しい」という気持ちが強くなります
ですが、その気持ちに引っ張られてしまうと、本来気づけたはずの違和感を見過ごしてしまう可能性もあります
その結果、「早く就職先を決めなきゃ」という焦りから、今回のようなヤバい会社を選ぶケースも十分あるのではないでしょうか
うまい話には裏があるという言葉を耳にしますが、50代での転職もそれが当てはまります
今回の初面接で、私は改めて50代の転職は、より慎重にならないといけないと思いました
そんな私と同じ50代で転職しようと考えている方へ伝えたいことがあります
それは次のことです
- 面接に進めたからといって安心しない
- 違和感をもったら無視しない
- 会社の実態は必ず自分の目で確認する
特に50代の転職は、やり直しが簡単ではありません
だからこそ、「受かること」よりも「入っていい会社かどうか」を見極めることを重視するべきだと感じました
また、今回の面接のことを家族に話したとき、家族からはそんな得体のしれない会社の面接に行って、履歴書とか渡すのは危険だと言われました
さらに、何も考えずに適当に会社を受けるなというお叱りも受けました
確かにお説ごもっともです
よくよく考えると、履歴書や職務経歴書は個人情報のため、それを怪しい会社に渡すのは迂闊でした
今回は初めてのことで、そのまま渡したままにしたので、今思うとこれは非常によくないことでした
ようやくここで、私は自分のミスに気づきました
それは以下の点です
- 面接受ける会社のことをよく調べていなかった
- 履歴書や職務経歴書が個人情報だという認識を失念していた
- 求人票との社名が違う時点で、面接を辞退すべきだった
- スマホで写真を撮らせてほしいと言われたとき、きっぱり断るべきだった
この会社の情報がネットではほぼなかったというのはありましたが、それでも調べ方が甘かったと思いました
また、ネットで出ている情報と求人票の内容が違っている時点で、ヤバい会社の可能性があることを察しないといけませんでした
特に一番よくなかったのは、履歴書や職務経歴書の取扱いについて甘かったことです
その原因は、就職活動で多くの会社に五月雨式に提出していくことから、無意識のうちに扱いが軽くなってしまったものだと考えています
個人情報のことは現役時代に教育を受けていたにも関わらず、認識してしなかったのは痛恨の極みです
そんな重要な書類を人目に晒すのですから、渡す会社についても、しっかりしたところを選ばないといけないと強く思いました
これらの反省点は、自分への戒めとしましたが、同じ50代で転職活動されている方には他山の石としていただければと思います
まとめ
今回のまとめは以下のとおりです
- 大手の求人サイトでも怪しい会社の求人が存在する
- 求人で出ている会社名と違う社名になっていることがある
- そういう会社は基本ヤバい
- そんな会社と出会ったら、簡単に落ちていいと割り切れる
- ヤバい会社では、個人のスマートフォンで写真を撮られる
- 50代ですぐ面接にいける会社には何か裏があると考えたほうがいい
- 会社に応募するときは50代の転職は「受かること」よりも「入っていい会社かどうか」が大事
- 履歴書や職務経歴書は個人情報であるため、慎重に取り扱わないといけない
初めて面接に進めたときの嬉しさは今でも覚えています
ですが同時に、その面接を通じて「入ってはいけない会社を見抜けた」ということと「履歴書や職務経歴書が重要な個人情報であることを認識できた」という経験は、もっと大きな収穫でした
転職活動は、内定をもらうことがゴールではありません
自分にとって納得できる会社を選ぶことがゴールです
今回の経験が、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです
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