「50代で転職するなら、いったい何社くらい応募すれば内定をもらえるのだろう?」
50代で転職活動を始めると、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか
私自身、約33年間の国家公務員生活を終え、50代で民間企業への転職活動を経験しました
実際に転職活動を続けていくと、応募しても書類選考で不採用になる企業がある一方、思いがけず面接まで進んだり、内定をもらえたりする企業もありました
最初のうちは「何社か応募すれば、そのうち決まるだろう」と考えていました
しかし、応募社数が増えるにつれて、50代の転職がそれほど簡単ではないことを実感するようになりました
この記事では、私が50代で転職活動をした経験をもとに、応募社数が増えるにつれて、書類選考・面接・内定がどのように変化していったのかを振り返ります
なお、転職活動中に応募した企業数を一社単位ですべて記録していたわけではありません
そのため、以下の数字は当時の応募状況を振り返ったおおよその目安として紹介します
「50代の転職は何社応募すれば決まるのか」という疑問を持っている方に、私自身の経験が少しでも参考になればと思います。
50代の転職は何社応募すれば決まる?
結論からいうと、50代の転職では「○社応募すれば必ず決まる」という明確な答えはありません
私自身の転職活動でも、応募社数が少ない段階では書類選考を通過することがありましたが、その後まったく通過しない時期もありました
一方で、応募社数を増やしていくと、複数の企業から内定をもらえるようになりました
私の場合、転職活動を振り返ると、おおよそ次のような流れでした
10社応募|最初はビギナーズラック?
転職活動を始めたばかりの頃は、まだ50代の転職の厳しさを十分に理解していませんでした
最初の段階では、応募してすぐに書類選考を通過する企業があり、「意外と50代でも転職できるのではないか」と感じました
しかし、そこから先は簡単ではありませんでした
※このときの私の再就職活動状況
リクルートエージェントだけで活動
10社中、1社書類選考通過、9社不採用
書類選考通過した会社とは、面接日程が合わず結果お見送りとなる
20社応募|書類選考通過がゼロになり、現実を実感
応募社数が増えていくにつれて、状況は変わってきました
書類選考を通過する企業がなくなり、「やっぱり50代の転職は、そんなに甘くないのかもしれない」と感じるようになりました
特に、これまで長く国家公務員として勤務してきた経験が、民間企業の採用担当者からそのまま評価されるわけではないことを実感しました
※このときの私の再就職活動状況
リクルートエージェントだけで活動
さらに10社応募したが、書類選考通過0社
リクルートエージェントだけでは無理と感じるようになる
50社応募|応募先によって明らかな違いが出てきた
50社前後まで応募すると、転職サイトや求人媒体によって、書類選考の結果に違いがあることが見えてきました
リクルートエージェントでは思うように書類選考を通過できませんでした
一方、リクナビNEXTやIndeedでは、書類選考を通過する企業が出てきました
ただし、面接まで進んでも、すぐに内定につながるわけではありませんでした
※このときの私の再就職活動状況
ここからリクナビNEXT、Indeed、マイナビにも登録し、使うようになる
リクルートエージェントとマイナビは書類選考通過0社
リクナビNEXTとIndeedで、1社ずつ書類選考を通過して面接までいくが、結果全部不採用
100社応募|ようやく複数の内定が出始める
応募社数が100社を超える頃になると、転職活動の状況に変化が出てきました
リクルートエージェントでは依然として厳しい状況が続いていました
しかし、リクナビNEXT、Indeed、ハローワークなどから応募した企業では、面接まで進み、そのまま内定につながるケースが出てきました
また、マイナビから応募した企業からも内定の連絡がありました
ただし、内定が出たからといって、すべての企業に入社できるわけではありません
勤務条件が当初の求人内容から変更されたうえで提示された企業もあり、私はその内定を辞退しました
※このときの私の再就職活動状況
ここから事前に登録していたハローワークも使うようになる
リクルートエージェントは書類選考通過0社
マイナビは書類選考通過1社で、面接も通過したが、遠方地の勤務と業務内容が提示されていたものと大きく異なっていたため辞退
リクナビNEXTで書類選考通過1社、Indeed2社、ハローワーク2社の合計5社、面接で合格し内定が出たのは、リクナビNEXT1社、Indeed1社、ハローワーク2社の合計4社
150社応募|応募を続けると新たな内定も出てくる
さらに応募を続け、150社前後になった頃にも、転職活動の状況は変化しました
リクルートエージェントからは、奇跡的に最後に1件書類選考を通過する企業がありました
しかし、面接の結果は不採用でした
再就職できるまでリクルートエージェントだけで162社応募しましたが、50代国家公務員では、再就職が厳しいサイトだと実感しました
合わせて読みたい→「50代国家公務員(防衛事務官)がリクルートエージェントを使ったリアル体験|162社応募して分かったメリット・デメリット」
一方で、リクナビNEXT、Indeed、ハローワーク、マイナビから応募した企業では、引き続き面接や内定につながる企業がありました
この頃になると、「応募した企業すべてから評価される必要はない」ということを、少しずつ実感するようになりました
※このときの私の再就職活動状況
リクルートエージェントは書類選考通過1社で、面接で不採用
マイナビは書類選考通過1社で、面接で不採用
リクナビNEXTで書類選考通過2社、Indeed2社、ハローワーク3社の合計7社、面接で合格し内定が出たのは、リクナビNEXT1社、Indeed2社、ハローワーク2社の合計5社
ここから選別し、内定を2、3社に絞っていく
約240社応募|最終的に就職先が決まる
最終的には、応募社数は約240社に達しました。
ここまで応募しても、リクルートエージェントでは思うような結果を出すことができませんでした
しかし、ハローワークやマイナビから応募した企業では内定をもらうことができました
その中から、最終的に私が就職することを決めたのが、マイナビを通じて応募した有限会社でした
振り返ってみると、約220社という応募数を経験して初めて、「50代の転職では、応募する企業との相性が非常に重要なのではないか」と感じるようになりました
※最終活動結果など
応募総数 約240社
書類選考通過数 約21社(最後にIndeed1社、ハローワーク1社、マイナビ1社の計3社書類選考通過)
内定数 約12社(最後にIndeed1社、ハローワーク1社、マイナビ1社の計3社内定もらう)
入社1社(マイナビで応募した従業員20名の小さな有限会社)
選んだ理由 求人票の金額より高い条件を提示してもらったこと及び総務部長の後継者という扱いで入社ということで、マンツーマンで民間の労務や経理を学べると思ったから(しかし、そこに陰湿で性悪な性格を持っている女性事務員ふたりの存在がいたことは、想定外だった)
私の50代転職活動の結果
ここでは、私の転職活動を応募社数の節目ごとに整理します
※応募社数は、当時の記録を一社単位ですべて残していたものではないため、おおよその数字です。
| 応募社数の目安 | 書類選考通過 | 面接 | 内定 | 不採用 | 主な転職サイト・求人媒体 |
|---|---|---|---|---|---|
| 約10社 ※1 | 1社 | 0社 | 0社 | 1社 | リクルートエージェント |
| 約20社 | 0社 | 0社 | 0社 | 0社 | リクルートエージェント |
約50社 | 2社 | 0社 | 0社 | 2社 | リクルートエージェント、Indeed、リクナビNEXT、マイナビ |
約100社 ※2 | 6社 | 6社 | 4社 | 2社 | リクルートエージェント、Indeed、リクナビNEXT、マイナビ、ハローワーク |
約150社 | 9社 | 9社 | 5社 | 4社 | リクルートエージェント、Indeed、リクナビNEXT、マイナビ、ハローワーク |
約240社 | 3社 | 3社 | 3社 | 0社 | リクルートエージェント、Indeed、リクナビNEXT、マイナビ、ハローワーク |
※2 面接が合格したが、提示された条件が当初の条件と異なっていたため、辞退した
① 書類選考通過率
50代の転職活動で最初に大きな壁になったのが、書類選考でした
応募すれば面接を受けられるわけではなく、まず書類選考を通過しなければなりません
私の場合、応募社数が増えるにつれて、書類選考の結果にも大きな違いが出てきました
| 項目 | 数値 |
| 総応募社数 | 240社 |
| 書類選考通過社数 | 21社 |
| 書類選考不通過社数 | 219社 |
| 書類選考通過率 | 8.8パーセント |
50代の転職では、これまでの職歴が長いからといって、必ずしも書類選考を通過できるわけではありません
私の場合も、国家公務員として長年勤務してきた経験が、そのまま民間企業の採用につながるわけではありませんでした
② 面接率
書類選考を通過すると、次に待っているのが面接です
私の場合、面接まで進んでも、そのすべてが内定につながったわけではありません
| 項目 | 数値 |
| 書類選考通過社数 | 21社 |
| 面接実施社数 | 18社 |
| 面接後不採用社数 | 6社 |
| 面接から内定に進んだ社数 | 12社 |
| 面接通過率 | 66.7パーセント |
面接では、これまでの経験だけでなく、
- なぜ転職するのか
- なぜこの会社なのか
- 50代で入社して何ができるのか
- これまでの経験を民間企業でどう生かせるのか
といった点を説明する必要がありました
③ 内定
転職活動を続けていると、応募社数が増えるにつれて内定をもらえる企業も出てきました
ただし、内定が出た企業=必ず入社する企業ではありません
私自身も、勤務条件が変更されたために辞退した内定がありました。
| 項目 | 数値 |
| 内定獲得企業数 | 12社 |
| 内定辞退企業数 | 11社 |
| 入社を決めた企業数 | 1社 |
| 入社を決めた企業 | 清掃業の小さな有限会社(従業員20名) |
50代の転職では、「内定をもらうこと」だけをゴールにするのではなく、給与、休日、勤務時間、通勤時間、仕事内容などを確認したうえで、自分に合った会社を選ぶことも重要だと感じました
④ 不採用
私の転職活動では、不採用になった企業の方が圧倒的に多くなりました
しかし、応募社数が多くなると、不採用そのものに一喜一憂することも少なくなっていきました。
| 項目 | 数値 |
| 総応募社数 | 240社 |
| 書類選考不通過 | 219社 |
| 面接後不採用 | 6社 |
| その他の不採用 | 3社 |
| 不採用合計 | 228社 |
特に50代の転職では、応募した会社から不採用通知が届くことも珍しくありません
私自身も何度も不採用を経験しましたが、最終的には複数の企業から内定をもらうことができました
⑤ 転職サイト別の結果
私の転職活動では、複数の転職サイトや求人媒体を利用しました
その結果、媒体によって書類選考や内定につながりやすさに違いを感じました
| 転職サイト・求人媒体 | 応募数 | 書類選考通過 | 面接 | 内定 | 入社 |
| リクルートエージェント | 162社 | 2社 | 1社 | 0社 | 0社 |
| リクナビNEXT | 19社 | 4社 | 4社 | 2社 | 0社 |
| Indeed | 28社 | 6社 | 6社 | 5社 | 0社 |
| ハローワーク | 18社 | 6社 | 6社 | 5社 | 0社 |
| マイナビ | 15社 | 3社 | 1社 | 0社 | 0社 |
私の場合、特定の転職サイトだけに頼るのではなく、複数の求人媒体を利用したことが、最終的な転職先の決定につながったと感じています
50代の転職は何社応募すれば決まるのか
私自身の経験からすると、50代の転職について「○社応募すれば決まる」と断言することはできません
実際、10社程度の応募で書類選考を通過する企業があった一方、その後まったく書類選考を通過できない時期もありました
そして、100社を超えてから複数の内定をもらえるようになり、最終的には約240社まで応募を続けることになりました
この経験から感じたのは、50代の転職では応募社数そのものよりも、自分の経験を必要としている企業に出会えるまで応募を続けることが重要だということです
まとめ|50代の転職では「何社応募するか」より「どこに応募するか」が重要
50代の転職では、若い世代と比べて応募できる求人が限られることがあります
私自身も、約33年間の国家公務員経験があったにもかかわらず、転職活動では何度も不採用を経験しました
しかし、応募を続けることで、少しずつ書類選考を通過する企業が現れ、最終的には複数の内定をもらうことができました
今回の記事で紹介した応募社数は、当時の記録を一社単位ですべて残していたものではなく、転職活動を振り返ったおおよその数字です
そのため、「50代なら240社応募しなければ転職できない」という意味ではありません
私が伝えたいのは、50代の転職では、不採用が続いても、それだけで自分の経験に価値がないと判断する必要はないということです
自分の経験を評価してくれる企業に出会うまで、求人媒体を使い分けながら応募を続ける
私自身の転職活動を振り返ると、それが50代の転職を成功させるために重要だったと感じています
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